ニチデの卒業生

雑誌『所ジョージの世田谷ベース』
「シネマプラス+」など連載

好きなモノへの拘りや情熱が
ミラクルを引き寄せる。

広告代理店勤務や漫画家アシスタントをしながら漫画デビューをしたこともありますが、漫画より絵だけを描く方が向いていると自覚した結果、イラストレーターになりました。ただ待っていてもやっぱり仕事は来ませんから、あちこちに自分を売り込みましたね。出版社に自分で家を建てた経験を投稿するなどしてアピールしました。自分と作品をマネジメントする重要性を強く感じました。人生よくない時もありますが、悲観的なことではなくいい事だけを考えるようにしています。とにかく人生を楽しもうと心がけています。緻密なイラストを描くことが特徴ですから細部まで手を抜かない事を大事にしています。私が描いたイラストを見た人が幸せな気分を感じてもらえたら本望です。学生のみなさんへアドバイスがあるとしたら、自分の好きな世界をとことん突き詰めましょうということ。きっとあなたにしか出来ない事があるはずです。

トヨタ博物館25周年「モノ語る博物館へ」

まつやま たかし

岐阜県立関商工高等学校出身 1978年卒業

イラストレーター

1957年生まれ。岐阜県在住。著書に「MOTOR PANIC」(架空社)、「自分で建てた憧れのアメリカンハウス」(山海堂)がある。『所ジョージの世田谷ベース』のイラストや、雑誌「Daytona」で連載中の「シネマプラス+」などを担当。2013年まつやまたかし展、2014年トヨタ博物館25周年企画のために描いたオリジナルイラスト「モノ語る博物館へ」が話題となった。2015年「トムとジェリーをさがせ!びっくりタウンはおおさわぎ」が好評発売中。