ニチデの卒業生

現実と幻想の狭間の世界を表現する
ボールペン画家

経験を重ねて、
深みのあるステキな大人になりましょう。

アートは正解・不正解がない世界ですから、どの方向にかじを取るか、その結果がどう出るか、作品の良し悪し、すべてを自分で判断しなければなりません。常に孤独との闘いですが、生みの苦しみが大きいほど、でき上がったときの喜びは大きくて、作品を一般の方へお披露目した時に想像していたより反響をいただけたりすると、つらかった時間を一瞬で忘れることができます。デザインや広告の仕事も面白かったですけど、私にとっては自由に創作する快感がたまらなく魅力的です。ニチデ時代の思い出は、定期的に行われる作品審査に向けて制作していたときのこと。連日徹夜で、必死で、作品を仕上げることだけに没頭していました。審査当日は緊張というより、正直言うと頭の中は帰って寝ることばかり(笑)。とにかく楽しかったし、その時期にかなり鍛えられたと思います。学生のうちにたくさん遊んで、失敗し、叱られ、いろんな経験を重ねて、深みのあるステキな大人を目指してください。学生のうちに打たれ強くなっておくと、たぶん人生楽しいです。
img_01

「la la la elephant」2014

img_03

iwata mayuko

愛知県立起工業高等学校出身 2004年卒業

画家

ニチデを卒業後、グラフィックデザイナーとして広告代理店入社。別の広告代理店への転職を経て2009年より画家として活動開始。現在、画廊からの依頼に応じて作品を制作し、画廊内で企画展示するほか国内外でのアートフェアで作品を展示・販売。