就職キャリアデザイン
プログラム

クリエイターの業界は実力本位…とはいえ就職活動のファーストステップは、社会人としての基本的な資質も問われ、それが自分の可能性を大きく左右する大切な時期です。学院では業界の内容を知ると共に社会と関わる機会となる産学協同プロジェクト、研修授業、インターンシップ、企業説明会をはじめ、キャリアガイダンス、ビジネスマナーの理解、面接指導やエントリー支援などを複合的に組み合わせ、就職活動と就職への自立性や取り組みを支援しています。

キャリアデザインプログラム

学院は卒業時の進路や就職適正を考えるにあたり、初年度から卒業年度まで、個々のキャリアデザインを意識しています。そのベースは1年次前期から卒業年度の卒業制作に至るまでの主体的で段階的な社会人教育とスキルアップ教育の融合です。

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就職対策とキャリアデザイン

キャリアをデザインする

在学中は専門科目授業以外にも就職や進路のための行事やサポートを行います。それぞれのコース特性に合わせた、オリジナル資料の配布や行事の告知、データ配布などを多様な方法で実施します。これらのキャリアデザインサポートは学院生活と進路選択の礎となり、ここから個人面談や相談、就活指導、個人支援へと拡張していきます。専門技術や知識を習得する授業時間と合わせて人生設計のスタートをサポートする貴重な機会となります。

進路指導とカウンセリング

ニチデでは卒業後の進路・就職を明確にするために、学生個別に対しての進路指導・進路カウンセリングも実施します。1年次から必要に応じてきめ細かいサポート対策を講じ、2年間を通して親身な指導を行ないます。自立した個人に成長しなければ、社会人として評価されない節目の時期。早期から進路対策を考えていくことで、スムーズな活動を行うことができます。

キャリアデザイン

キャリアデザインの基本的な考え方

ホームルーム

コース毎のホームルーム機能。学院やコースの予定確認や伝達事項を伝える。各行事などの意味や対応についても話し、特別授業連絡、書類配布、意見交換なども行う。

自己啓発講座

自己分析テスト、自分研究や未来マップなど自己啓発と思慮を高めるためのメニュー、コミュニケーションゲームなどを実施することで人間的成長を促す。

社会人講座

電話応対や挨拶などを含む、社会や集団でのビジネスマナーや作法を「ビジネス能力検定」に準拠して学ぶ。加えてクリエイティブ業界独特の慣習や考え方なども学ぶ。

業界講座

関係する業界についての基礎知識や職種、典型的なライフスタイルなどを学ぶ。業界の歴史、流行の変遷、関係する法律(著作権など)の基本概要なども学ぶ。

就職講座

社会人講座のクローズアップとして就職対策を実施。履歴書添削、自己アピール作成、面接対策、受験対策、名刺や服装に至るまで。別途、個別に面接練習なども。

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「企業説明会」

学院内説明会/学外説明会

業界関連の企業やプロダクションが学院内で、自社の就職求人説明会を実施しています。また、一般企業や就職斡旋会社、ハローワークの説明会や登録会なども実施。幅広い視野で卒業後の進路を選択することが可能です。
業界のリアルな情報、求める人物像、現場の業務内容など、外からは分かりにくい各社の違いを理解することができ、就職活動に活かせます。参加企業には卒業生が在籍する会社もあり、在学生にとっては気軽に聞きやすい雰囲気があります。
それ以外にも学外で行われる就職イベント情報の案内や告知も行われます。

プロダクション・企業説明会 ▲株式会社ネオキャリア、アデコ株式会社、ハローワークなどの
一般求人に至るまで学院内説明会を実施

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研修授業

1年生研修(国内)

1年次には国内研修授業を実施。研修先においては業界や職業意識を高める要素がある一方、日常と違う地域、経験からの刺激、コミュニケーション機会の提供という側面もあります。
特に東京への研修ではデザイン、出版、ゲーム・アニメ関連企業やプロダクション、東京にしかない施設などへの見学・研修を行います。地元以外の選択肢も含めて将来への幅広い意識を高める意味でも貴重な研修授業です。

2年生研修(必修選択制)

2年次には国内または海外の研修旅行へ。国内は北海道へ赴き、フィールドワークを中心とした活動で普段の地元とは違う貴重な体験と刺激を得ることになります。海外研修では、日本とは異なる考え方や異文化に触れ、グローバルな視野や感性に出会うことができます。
また人生経験としても、卒業旅行としても最後になるであろう学院生活の良き思い出となるでしょう。どちらも直接的に役に立つ経験ではないかもしれませんが、貴重な成長機会です。

研修旅行

LINEでもお届けする「就活情報」

卒業を控えた在校生向けに「LINE」アプリのオープンチャットを利用した「就活情報」も利用できます。
学院へ届いた求人情報、就活情報をデジタル化して、家でも学院でも電車の中でもスマホやPCがあれば、24時間いつでも気軽に閲覧することができます。掲載する就職情報は原則、オールジャンルなので、コースに関わらず一般就職も含めて参照できます。
利便性を考えて「保育系」と「それ以外」の二つの就活情報オープンチャットを運用していますので、日々更新される就活情報に注目です。

キャリアデザインに対する考え方・進め方

前半期

デザインの基本/技術演習/業界研究/職業意識/
進級制作&課題

2年課程コース=入学後から1年次末頃まで
3年課程コース=入学後から2年次の前期頃まで

デザイン基礎
基本技能

技術の向上
人間的成長

センスアップ
プロ意識の育成

就活準備・情報収集
自己表現意識

デザインに関わる基礎技能演習を繰り返し行なうことに加え、アイデア発想法、企画の立て方、仕事への取り組みに対する意識を育成。

デザイン基礎 基本技能 センスアップ 業界研修(職業意識)
デザイン系コースでは、色彩や構成などの基礎知識の習得、デザイン的な思考、デジタル制作の基礎、業界に関わる様々な情報まで基礎知識を学習します。 デッサン・クロッキーなどの描画表現の基礎トレーニングから、想像上のイメージ表現まで、さまざまな課題を通じて実践力を固めます。 作品制作の源となる「発想力」「企画力」「分析力」を養成。プランニングの進め方からプレゼンテーション、表現方法までを学びます。 デザイン・イラスト・アート関連の企業、業界について研究。就職活動やインターンシップ(企業内研修)に挑むための基礎知識を身に付けます。

発想と技術、制作の全工程にわたって実践的にトレーニング。就職活動に向けてポートフォリオ(作品集)の準備もスタートします。

技術の向上 進級制作 就職準備・情報収集開始
各コースで求められるデザイン能力、PCやデジタル編集技術など、実際の仕事を想定した課題に取り組みながら、仕事で求められる能力を養います。 調査・企画・取材・制作・プレゼンを行なうことによって仕事の流れを体感し、作品や結果を公開する、第三者へ見せる&アピールする段階へと進みます。 就職活動に欠かせないポートフォリオの制作とデジタル時代、IT時代にマッチした活用法を実践。また、個別カウンセリングや相談により自分の適性、希望を確認すると共に、キャリアデザイン、企業説明会、就活イベント、就活ツール活用などで業界や職種を知り、内定をつかむための行動力と思考力を強化します。

後半期
(在学中期から卒業年度まで)

技術・実践演習/ゼミ授業/ポートフォリオ制作/就職活動/卒業制作

2年課程コース=1年次末頃から卒業まで
3年課程コース=2年次後期頃から卒業まで

作品制作
実績作り

自己アピール
ポートフォリオ

就職活動の
本格化

就職決定
卒業制作展

1年次で付けた力を商業レベルに高めるための課題に取り組みます。業界での実体験が豊富な現役プロの講師から、
仕事のノウハウや就職活動のポイントを学びます。

ポートフォリオの熟成 インターンシップ就職支援
学びの証明、取り組んできたことの表現、自分の集大成・作品集ともいえるのがポートフォリオ。卒業年度に完成すれば良いではなく、在学中は常に課題や内容を追加して改良し、ブラッシュアップさせていく感覚が必要です。 企業からのインターンシップ要請、求人情報や就業支援プログラムの紹介、さまざまな将来計画へのカウンセリング、志望する分野での業界研修のサポートや、OBとの情報交流など、就職活動のアドバンテージになることをプッシュアップします。

企業とコラボレーションした実践的な課題に取り組みながら、制作力と提案力を強化します。
2年間の集大成としての卒業制作に臨み、作品を通じ、社会に向けてメッセージを発信します。

少人数制ゼミ授業 卒業制作
創作分野や適性ごとにグループに分かれ、それぞれの専門講師が指導するゼミ形式での学習や課題制作を実施。
講師は個別にきめ細かく技能を見極めて、発想から完成までのプロセスを重視し、結果だけでは無い根拠ある創作を目指します。デザインの作り方をプロの現場に近づける段階を迎えます。
在学中の成果を十分に発揮する集大成のひとつ。所属するゼミ講師が指導して、学生一人ひとりがオリジナルテーマおよび共通テーマでの作品制作に取り組みます。時代のニーズを意識して制作した作品課題は卒業展として美術館などに展示されて毎年、各業界内でも高い評価を受けています。