ニチマブログ

年に一度の舞台鑑賞会

声優タレント

声優タレントコースでは、在学中に様々な作品に触れて欲しいという願いを込めて
年に一度、舞台鑑賞会を実施しています。

昨年はミュージカルを鑑賞したのですが、今年は2年ぶりに名古屋の大須にある
老舗の演芸場「大須演芸場」で寄席を鑑賞しました!

 

え、なぜ声優タレントコースなのに、お笑いのステージを観るの?
と思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、落語や講談、漫才などの演芸は
表現者を目指す者にとってはとても勉強になる「話芸」なのです。

とくに「落語」は、話のテンポ、間の取り方、緩急のつけ方など、参考になる材料が多く
声優の養成所でもレッスンメニューに入れているところもあるくらいなのです。
さらに、生で観ることによって目の前のお客様にいかに内容を伝えるかというところも
ものすごく勉強になります。

普段はご年配のお客様が多いため、若者の団体が目立ってしまったようで、
高座に上がる演者の方々も学生たちを結構イジってくださり、和やかな雰囲気でした。

 

寄席が終了すると、当日の演目が出口に貼り出されます。
東京の新宿末広亭や鈴本演芸場などの定席ではやっていないそうですが、
大阪の繁盛亭やこの大須演芸場では毎回必ず貼り出しています。

こういった風習も実際、演芸場に足を運んでみないと分からないですよね。

 

もちろん、今回の舞台鑑賞会は万全の感染対策を取ったうえで実施しましたが、
ライブで観てもらうことで色んなことを感じてもらえたのではないかと思います。

落語、講談等の話芸は100年以上も続いている日本が世界に誇る伝統芸能だと自分は
思っていますので、その伝統を絶やさないためにも是非これを機に今度は自分たちで
演芸場に足を運んでくれることを願っています。

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